腸活　ステップ３　善玉菌を増やす

こんにちは。
腸からカラダとココロを整えるお腹セラピスト みち子です。

今日は腸活のステップ３です。
ステップ１ではお腹の状態を知り、お腹の血流を良くする腸もみ
ステップ２では今いる善玉菌にエサをあげて腸内細菌のバランスを取る。

ステップ３は「善玉菌を増やす」です。

人は3歳までに体にどんな細菌を取り込んだかで腸内細菌の構成が決まり、それは指紋のように一生変わることがないと言われています。

でも悪玉菌と善玉菌のバランスは環境と年齢で変化し、
特に60歳を超えると善玉菌の割合が減り、腸内環境は悪化しやすくなります。

そこで直接乳酸菌を摂って善玉菌を増やしましょう。

さて、どんな乳酸菌を摂りますか？

最近は本当にたくさんの種類の乳酸菌サプリや機能性食品が売られています。
「生きたまま腸まで届く」ものが人気のようですが「死菌」でも善玉菌を増やす効果があるので
生きている必要はないという意見が多数ですね。

私も、抗生剤を飲んでしまって腸内細菌が死ぬと必ず便秘が酷くなるので
乳酸菌サプリを飲むこともあります。
その時は「生菌」「死菌」に関わらずいろんな種類の乳酸菌を摂るようにしています。

ただ、サプリで補うのはあくまでも緊急用という感じです。

日本には発酵食品という素晴らしい食文化があります。
味噌や醤油、漬物など植物性の発酵食品が豊富です。

長年食べてきたものに合わせて腸内細菌叢は作られると言います。
ヨーグルトやチーズなどの動物性発酵食品よりも
麹や漬物の乳酸菌が日本人の腸に合うのが自然だなぁと思いますし実際の調子も良い。

昔京都の老舗のオーダー婦人服の会社に勤めていた時、秋頃になると社内ですぐき漬けを付けて常連様に配る習慣がありました。

工房の一角に樽を並べてすぐきを漬ける。

毎年楽しみにされているお客様も多く、余ったすぐきはスタッフにも配られます。

塩だけで漬ける酸っぱいすぐき漬け。

それで私はすぐきが大好きになりました。
お茶漬けにすると本当に美味しい。
大阪ではあまりすぐき自体を見かけませんし、スーパーの漬物コーナーに売られているものはキムチでさえも
もはや添加物の浅漬け。

悲しい限りです。

すぐき漬けからは「ラブレ菌」という乳酸菌が発見され、抗ウイルス作用や抗ガン作用があると言われてサプリメントにもなっています。
でもやはり「一物全体」。漬物で食べる方が季節も感じられて食物繊維もとれておまけに美味しい。

毎日忙しいと食事に手間暇かけていられないですが
乳酸発酵している無添加の漬物をお取り寄せして一品加えるだけでも
美味しい腸活になりますよ。

それでは今日も良いお腹で良い一日を。

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